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Mistral Large 4がオープンウェイトに:1兆パラメータのMoEモデル

Mistral Large 4のオープンウェイトが公開。1兆パラメータのMoEで、コンテキストは1Mトークン、APIは入力100万トークンあたり0.70ドルです。

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この記事の内容
  1. Mistral Large 4のオープンウェイト版で何が新しいのか?
  2. Mistral Large 4には何ができるのか?
  3. 料金とライセンスは?
  4. Mistral Large 4はローカルで動かせるのか?
  5. Mistral Large 4を試すには?
  6. FAQ

10月29日、Mistralは約1兆パラメータのフラッグシップモデルMistral Large 4のオープンウェイトを公開しました(愛称は「Le Chonk」)。Mistral Large 4のオープンウェイトはすでにHugging Faceにあり、MistralのAPIやOpenRouter経由でも利用できます。

Mistral Large 4のオープンウェイト版で何が新しいのか?

Mistral Large 4は10月初めにパブリックプレビューとして登場しましたが、当時はAPI経由のみでした。今回は追加学習を経たバージョンが、オープンウェイトで提供されます。モデルカードによると、このモデルは次のとおりです。

  1. **約1兆パラメータのMoE(mixture-of-experts)**で、トークンごとにアクティブになるのは約520億パラメータ(エキスパート128個、うちアクティブ4個+共有1個)。
  2. 1Mトークンのコンテキストウィンドウを持つモデル。
  3. マルチモーダルモデル:テキストと画像を入力でき、テキストで回答します。
  4. low、medium、high(デフォルト)の3段階の推論レベルを持つハイブリッドモデル。

発表によると、このモデルは160以上の言語を流暢に扱えます。興味深いことに、Mistralは欧州にある3,800基のNVIDIA Grace Blackwell GPUで学習させました。

Mistral Large 4には何ができるのか?

Mistralが特に力を入れているのは、コーディング、エージェント、サイバーセキュリティです。発表に記載された結果は次のとおりです。

ベンチマーク スコア
Terminal-Bench 4.0 41%(プレビュー:28%)
Artificial Analysis Coding Agent Index 48%
FrontierCode 2.0 19.7%
Artificial Analysis Cyber Index 51%
BrowseComp 84.5%
B3 Agent Security Benchmark 97.1%(プレビュー:93.3%)

最も興味深いのはTerminal-Benchの伸びで、3週間で13ポイント上がり、しかも出力トークンは30%少なくなっています(Mistralによる)。これは同社自身が公表した数字なので、独立したテストが出るまでは割り引いて受け止めましょう。

料金とライセンスは?

発表に記載されたAPI料金:

  1. 入力100万トークンあたり0.70ドル
  2. キャッシュされた入力100万トークンあたり0.07ドル
  3. 出力100万トークンあたり2.10ドル

ウェイトはMistral Ecosystem Open-Weightライセンス(MITライセンスを修正したもの)で公開されています。モデルの利用、改変、ファインチューニング、商用利用は可能ですが、モデルをサービスとして販売したい企業(Model-as-a-Service)は、Mistralから別途商用ライセンスを取得する必要があります。

Mistral Large 4はローカルで動かせるのか?

理論上は可能ですが、実際のところ自宅ではまず無理でしょう。モデルカードの例はGPU 8基を前提としており、The Next Webによると、量子化版はNVIDIA B200またはB300を4枚使えば動きます。MistralはBlackwell GPU向けのNVFP4チェックポイントも用意しており、vLLM、SGLang、Transformers、llama.cppが対応しています(GGUFビルドもすでにあります)。

つまり、1兆パラメータのモデルをノートPCで動かすのは、現実的なシナリオというより話のネタに近いものです ;) ローカルでモデルを試したいなら、小さめのモデルから始めるのがおすすめです。詳しくはAIをローカルで動かす方法のガイドで書いています。

Mistral Large 4を試すには?

いくつかの方法があります。

  1. chat.mistral.aiのVibe Code。
  2. Mistral Studio(console.mistral.ai)またはOpenRouter経由のAPI。
  3. 適切なGPUクラスタを使えるなら、Hugging Faceのウェイト。
  4. NVIDIAのエンドポイントとNIMコンテナ、Microsoft Foundry。

Reflection BeamやKimi K3.1 Proの発表に続き、ここ数週間で登場した大型オープンウェイトモデルがまた一つ増えました。Mistralは10月初めにVoxtral 3も発表していますが、こちらはオープンウェイトになっていません。

FAQ

Mistral Large 4はオープンソースですか?

Mistral Ecosystem Open-Weightライセンス(MITライセンスを修正したもの)でウェイトが公開されています。商用利用は可能ですが、Mistralから別途ライセンスを得ずにモデルをサービスとして提供することはできません。

Mistral Large 4のパラメータ数は?

MoEアーキテクチャで約1兆パラメータ、そのうちトークンごとにアクティブになるのは約520億です(埋め込み層と出力層を除くと490億)。

Mistral Large 4は画像を理解できますか?

はい。テキストと画像を入力でき、テキストで回答します。

Mistral Large 4のAPI料金は?

入力100万トークンあたり0.70ドル、出力100万トークンあたり2.10ドルです(発表時の料金表による)。

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